「Teams会議の文字起こしを使いたいけど設定方法がわからない」「Copilotと何が違うの?」「トランスクリプトがコピーできない」——Teamsの文字起こし機能は多くのビジネスパーソンが活用していますが、設定方法や権限・制限事項を把握せずに使い始めると思わぬトラブルに遭遇します。
この記事では、2026年最新のTeams文字起こし機能を設定手順・Copilotとの違い・権限設定・トラブルシューティング・精度向上のコツまで徹底解説します。
目次
- Teams文字起こし機能の2026年最新アップデート
- Copilot Intelligent Recap vs トランスクリプション:徹底比較
- 設定手順【管理者・ユーザー別】
- ダウンロードと権限設定(管理者/主催者/参加者マトリクス)
- 自分だけ・通知なしで文字起こしする方法
- トラブルシューティング(コピーできない・権限エラー等)
- 文字起こし精度向上のコツ5選
- Teamsで議事録を自動作成する方法
- Teams × ailead連携で商談記録を自動構造化する方法
- まとめ:目的別活用フローチャート
Teams文字起こし機能の2026年最新アップデート
2026年現在、MicrosoftはTeamsの文字起こし機能(トランスクリプション)とMicrosoft 365 Copilotを段階的に統合しています。以下の2つの機能を明確に区別することが重要です。
| 機能 | トランスクリプション | Copilot in Teams |
|---|---|---|
| 主な役割 | 発言をテキスト化・保存 | 要約・アクションアイテム抽出 |
| 必要ライセンス | Microsoft 365 Business Basic以上 | Microsoft 365 Copilot(別途) |
| データ形式 | .docx / .vtt ダウンロード可 | 会議内チャット・メモに限定 |
| 会議外での活用 | ○(ダウンロード後) | △(Teams内のみ) |
| SFA自動連携 | × | × |
SFA連携や商談データの一元管理には、aileadのような専門ツールとの併用が必要です(後述)。
Copilot Intelligent Recap vs トランスクリプション:徹底比較
Teams Copilotが得意なこと
Microsoft 365 Copilotには、会議後に自動生成されるIntelligent Recap機能が含まれています。
- Intelligent Recap: 会議録の自動章立て・要約・アクションアイテム抽出。会議後にTeamsのカレンダー詳細から確認できます
- Meeting Insights: 会議中に「誰がXと言いましたか?」「今日決まったことは何ですか?」を自然言語でAIに質問できる機能
- アクションアイテムの自動抽出: 会議内で発言された「〇〇さんが△△する」という約束事を自動で抽出・整理
- リアルタイム要約: 遅れて参加した場合でも「会議の内容をキャッチアップして」と指示するだけで要約を表示
Copilotを利用するには、Microsoft 365 Copilotライセンスの別途契約が必要です。
トランスクリプションが得意なこと
- 全発言の完全なテキスト記録(発言者付き)
- .docx/.vtt形式での会議後ダウンロード
- 34カ国語への対応
- Copilotライセンスなしで利用可能(M365 Business Basic以上)
使い分けの結論
日常的な社内会議の要約はCopilot Intelligent Recap、公式記録が必要な会議や外部ツールとのデータ連携が必要な場面ではトランスクリプション、または専門ツール(ailead等)との組み合わせが最適です。
設定手順:Teams文字起こしを有効にする方法
事前準備:管理者がポリシーを設定する
文字起こし機能はデフォルトで無効になっています。まず管理者が以下の手順でポリシーを有効化してください。
- Teams管理センター(admin.teams.microsoft.com)にサインイン
- 「会議」→「会議ポリシー」→「グローバル(組織全体の既定)」を開く
- 「レコーディングとトランスクリプト」セクションで「トランスクリプトの作成を許可する」をオン
- 保存(設定反映まで最大24時間かかる場合があります)
会議中の操作手順
- デスクトップ版Teamsで会議を開始する
- 画面右上の「…」(その他)をクリック
- 「トランスクリプションを開始する」をクリック
- 参加者全員の画面に「レコーディングとトランスクリプションが開始されました」と表示されます
日本語への言語切り替え
デフォルト言語は英語です。日本語に変更する手順は以下の通りです。
- 文字起こしウィンドウ右上の「…」をクリック
- 「音声の言語を変更する」をクリック
- 「日本語」を選択して確認
必要なライセンス一覧
Teams文字起こし機能を使用するには、以下のいずれかのライセンスが必要です。
- Office 365: E1、A1、A3、A5
- Microsoft 365: E3、E5、F1、F3、Business Basic、Business Standard、Business Premium
注意点:Teams無料版・Teams Essentialsでは利用不可。デスクトップ版Teamsのみ対応(スマホアプリ版・ブラウザ版では利用不可)。
トランスクリプトのダウンロードと権限設定
管理者/主催者/参加者の権限マトリクス
| 操作 | 管理者 | 主催者 | 参加者 |
|---|---|---|---|
| ポリシーで機能を有効化 | ○ | × | × |
| トランスクリプション開始 | ○ | ○ | ×(ポリシー次第) |
| トランスクリプション停止 | ○ | ○ | × |
| .docx/.vtt ダウンロード | ○ | ○ | × |
| 会議後のトランスクリプト閲覧 | ○ | ○ | ×(主催者の共有時のみ) |
| 削除・編集 | ○ | ○ | × |
主催者向けダウンロード手順
- Teamsの「カレンダー」から対象の会議イベントを開く
- 「トランスクリプト」タブを選択
- 「ダウンロード」から
.docxまたは.vttを選択
.docx形式はMicrosoft Wordで開けるため、編集・コピーがしやすく議事録作成に向いています。.vtt形式はタイムスタンプ付きのテキスト形式で、動画字幕として使用可能です。
自分だけで・通知なしで文字起こしする方法
「バレずに文字起こししたい」「自分だけでメモを残したい」というニーズは多くありますが、Teams標準トランスクリプションは開始すると参加者全員に通知が表示されます。これは変更不可のMicrosoftの仕様です。
現実的な代替手段
通知なしで自分だけ文字起こしを取りたい場合の選択肢を紹介します。
- 外部ツール(Notta・aileadのBot参加型): 会議に外部ツールのBotが参加する形式。Bot参加自体は通知されますが、Teams標準の「トランスクリプション開始」通知とは別の形態です
- 一人会議での活用: 自分だけのTeams会議を開始してトランスクリプションを起動する方法。音声メモや一人ブレスト記録として活用できます
- 個人用メモとして手動で録音・テキスト化: デバイスの別アプリで録音し、後から文字起こしツールにかける方法
Teams一人会議での文字起こし手順:「会議」→「今すぐ会議」→「自分だけで開始」→トランスクリプション開始の順で操作します。
トラブルシューティング
「トランスクリプションを開始する」がグレーアウトしている
管理者がポリシーを有効化していない可能性があります。Teams管理センターで「会議ポリシー」→「トランスクリプトの作成を許可する」がオンになっているか確認してください。設定変更後、反映まで最大24時間かかります。
トランスクリプトのテキストがコピーできない
Teamsアプリ内ではテキストのコピーに制限がある場合があります。対処法は以下の通りです。
- .docx形式でダウンロードしてWord/テキストエディタでコピーする
- 組織のポリシーでダウンロード自体が制限されている場合は管理者に確認する
音声の言語を変更できない
管理者がTeams管理センターで言語設定を制限している可能性があります。「会議ポリシー」→「文字起こし言語を制限する」設定の確認を管理者に依頼してください。また、トランスクリプションを一度停止して再開することで言語選択が表示される場合があります。
会議後にトランスクリプトが見つからない
以下の場所を確認してください。
- Teamsカレンダーの該当会議イベント → 「トランスクリプト」タブ
- チャンネル会議の場合は、チャンネルの「投稿」タブ内の会議カード
- OneDriveの「録画」フォルダ(SharePoint保存設定の場合は異なる)
管理者ポリシーにより、トランスクリプトの保存期間が制限されている場合もあります。
参加者からダウンロードを求められたとき
主催者として参加者に共有する場合、.docxをダウンロードしてメールやチャットで送付するのが最も確実です。Teamsの「会議メモ」機能を使って内容を共有する方法もあります。
文字起こし精度を上げる5つのコツ
コツ1:マイク環境を整える
内蔵マイクより外付けのノイズキャンセリングマイクを使用すると、精度が大幅に向上します。複数人が参加する会議室では指向性マイクの設置が効果的です。
コツ2:話者を明確にする
発言前に名前を名乗る習慣(「〇〇です、次の議題について...」)をつけると、話者識別の精度が上がります。
コツ3:同時発話を避ける
複数人が同時に話すと認識精度が著しく低下します。会議ファシリテーターが発言権を管理するルールを設けましょう。
コツ4:専門用語の事前登録
Teamsの会議ポリシーから専門用語辞書を事前に登録できます。社内用語・製品名・人名などを登録しておくと認識率が向上します。
コツ5:静かな環境で参加する
背景雑音(空調音・キーボード音など)も誤認識の原因になります。ヘッドセット着用やミュートの活用を徹底しましょう。
Teamsで議事録を自動作成する方法
Teams文字起こし機能単体では「テキストを保存する」ことが目的です。そこから議事録を完成させるには、さらに人手が必要です。2026年は複数のアプローチが選択可能です。
アプローチ1:Copilot Intelligent Recap
Microsoft 365 Copilotライセンスがあれば、会議後に自動でAI議事録(要約・アクションアイテム・章立て)が生成されます。Teams内で完結するのが強みですが、SFAへの自動保存や商談データの外部連携は別途必要です。
アプローチ2:トランスクリプト + ChatGPT/AI要約
.docxダウンロードした文字起こしをChatGPTやAI要約ツールにペーストして議事録を作成する方法です。コストは低いですが、毎回の作業が発生します。
アプローチ3:AI議事録ツール(ailead・Notta等)
会議にBotが自動参加し、文字起こし・要約・SFA連携までを自動化するツールです。手作業ゼロで議事録をSalesforceに保存できます。
各アプローチの詳細な比較は最新AI議事録ツールの機能・料金比較で解説しています。Google Meetの議事録自動作成方法やZoom会議の文字起こし方法比較も合わせてご参照ください。
Teams × ailead連携で商談記録を自動構造化する方法
aileadを使うと、Teams会議の対話データを自動構造化し、SFAへの自動連携まで完結できます。
aileadの連携フロー:
- aileadのBotがTeams会議に自動参加(事前設定で無人対応)
- 会議中に約94%の精度で文字起こしと話者分離を自動実行
- 会議終了後、商談サマリーをSalesforceなどのSFAに自動保存
- マネジャーが全商談を管理画面で一覧確認
毎回のダウンロード・コピペ作業が不要になり、SFA入力工数を90%削減した企業が続々と増えています。
aileadは対話データを安全に統合・構造化し、AIエージェントが業務を自動で動かすエンタープライズ基盤です。導入企業400社以上の実績があります。詳しくはこちら(営業活動自動化の事例)
Teams Copilot議事録の詳しい使い方やWeb会議のAI文字起こし活用法もあわせてご覧ください。
まとめ:目的別のTeams文字起こし活用フローチャート
| 目的 | 推奨方法 |
|---|---|
| テキスト記録を残したい | Teams標準トランスクリプション |
| 会議要約を自動生成したい | Teams Copilot Intelligent Recap(M365 Copilot必要) |
| SFAへの自動保存・商談分析 | ailead等の専門ツール |
| 主催者以外もデータを取得したい | 外部文字起こしツール |
| 自分だけで記録したい(通知なし) | 外部Bot型ツール or 一人会議でトランスクリプション |
| コピーできない問題を解決したい | .docxダウンロード → Word/テキストエディタで編集 |
Teams文字起こしは、ライセンスさえ整っていれば今すぐ始められます。まずは社内会議で試してみて、さらなる効率化が必要になったら専門ツールの導入を検討しましょう。
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ailead編集部
株式会社ailead
aileadの公式編集部です。営業DX・AI活用に関する情報を発信しています。



