AI面接サービスの導入を検討する際、「SHaiN」「HireVue」「harutaka」といったサービス名を目にする機会が増えています。しかし、各サービスの面接方式やAI分析の仕組みは大きく異なり、自社の採用課題に合ったサービスを選ぶには正確な理解が欠かせません。
本記事では、主要AI面接サービス4社の特徴を比較し、選定基準と企業タイプ別のおすすめを解説します。AI面接の基本的な概念やメリットについては「AI面接とは?導入メリットと活用方法を徹底解説」をあわせてご参照ください。
AI面接サービスとは
AI面接サービスとは、採用面接のプロセスにAI技術を活用し、面接の実施・録画・文字起こし・評価分析のいずれか、または複数を自動化するクラウドサービスの総称です。サービスによって「AIが面接官を代行する」ものから「人間の面接をAIが支援する」ものまで、アプローチが大きく異なります。
AI面接サービスの3つの分類
AI面接サービスは、面接における人間とAIの役割分担によって大きく3つのタイプに分類できます。
完全自動面接型
AIが面接官として候補者に質問を生成し、回答を認識・深掘りし、評価レポートまで自動で作成するタイプです。面接官の日程調整が不要で24時間対応できる一方、最終的な採用判断は人間が行う前提で設計されています。SHaiNがこのタイプの代表例です。
録画選考型
企業が設定した質問に対して候補者が動画を録画・提出し、AIが回答内容を分析・評価するタイプです。大量応募の1次選考を効率化できるのが強みで、HireVueのオンデマンド面接やharutakaのエントリー動画投稿がこのタイプに該当します。なお、HireVueとharutakaはどちらもAI面接(AIが面接官を務める形式)の機能も提供しています。
リアルタイムAI支援型
人間の面接官がZoomやTeamsなどのWeb会議ツールで面接を実施し、AIが自動録画・文字起こし・発話分析・評価支援を行うタイプです。面接官は候補者との対話に集中でき、面接後にAIが構造化したデータを基に評価を行います。aileadがこのタイプに該当します。
AI面接サービスの選び方(5つの基準)
AI面接サービスを選定する際は、以下の5つの基準で比較することをおすすめします。
1. 面接方式
自社の採用プロセスに合った面接方式かどうかが最も重要です。大量応募の1次選考を効率化したい場合は完全自動面接型や録画選考型、面接官のスキル向上や評価の標準化を重視する場合はリアルタイムAI支援型が適しています。
2. 対応Web会議ツール
既存のWeb会議ツール(Zoom、Teams、Google Meet)をそのまま使えるか、独自プラットフォームへの移行が必要かを確認しましょう。候補者への案内方法や社内のITインフラとの整合性にも影響します。
3. AI分析機能
文字起こしの精度、評価項目の設定自由度、分析レポートの内容を比較しましょう。面接内容の要約だけでなく、評価基準に基づいた構造化データを出力できるかが実務上のポイントです。
4. セキュリティ認証
面接データには候補者の個人情報が含まれるため、セキュリティ体制は重要な選定基準です。ISMS(ISO/IEC 27001)やSOC 2 Type 2などの第三者認証の有無、データ保存先のリージョンを確認しましょう。
5. 候補者体験への影響
新しいアプリのインストールや独自プラットフォームでの面接は、候補者の心理的負担になる場合があります。候補者にとっての使いやすさも選定時に考慮すべきポイントです。
主要AI面接サービス4社の特徴
ailead(エーアイリード)
- 提供元: 株式会社ailead
- タイプ: リアルタイムAI支援型
- 導入実績: 400社以上
- 対応ツール: Microsoft Teams、Zoom、Google Meet
- セキュリティ: ISO/IEC 27001:2022取得、日本国内データセンター
aileadは、既存のWeb会議ツール上で行われる面接を自動録画・文字起こし・AI分析する対話データAIプラットフォームです。面接官が普段通りにZoom、Teams、Google Meetで面接を実施するだけで、AIが文字起こし(約94%精度)と発話分析を自動で行い、評価に必要な対話データを構造化します。
独自プラットフォームを使う他のサービスとは異なり、候補者に新しいツールの操作を求めないため、候補者体験を損なわずにAI面接分析を導入できるのが特徴です。また、Salesforce連携(カスタムオブジェクト対応)により、面接データと採用管理データの統合も可能です。営業組織での導入が先行しており、ITreviewセールスイネーブルメント部門14期連続、SFAツール部門12期連続でLeaderを受賞しています。
SHaiN(シャイン)
- 提供元: 株式会社タレントアンドアセスメント
- タイプ: 完全自動面接型
- 導入実績: 927社(2025年12月時点)、累計148,477名受検
- 対応ツール: 独自プラットフォーム(スマートフォン、タブレット)
- 料金: 従量課金制(1,000円から10,000円/件、プランにより異なる)
SHaiNは、AIが面接官として候補者にリアルタイムで質問し、回答内容に応じて深掘りを行い、評価レポートを自動作成する対話型AI面接サービスです。東京大学との共同研究をベースに開発され、SCAR(Situation / Challenge / Action / Result)フレームワークで資質を多面的に評価します。
24時間365日、候補者のスケジュールに合わせて面接を受けられるため、地理的・時間的な制約を解消できるのが強みです。2024年12月にPKSHA Technologyと資本業務提携し、次世代版では対話の自然さが向上しています。新卒採用の1次選考を中心に、中途採用やアルバイト採用にも対応を拡大しています。セキュリティ認証(ISMS等)の取得状況は公開情報では確認できないため、導入検討時に直接ご確認ください。
HireVue(ハイアービュー)
- 提供元: HireVue, Inc.(日本代理店: タレンタ株式会社)
- タイプ: 録画選考型 + AI面接型
- 導入実績: グローバル1,150社以上、日本200社以上
- 対応ツール: 独自プラットフォーム(35言語対応)
- セキュリティ: ISO/IEC 27001:2022、SOC 2 Type 2、FedRAMP
- 料金: 年間200万円以上(日本市場、タレンタ経由)
HireVueは、米国発のAI搭載採用プラットフォームです。候補者が自分の時間に録画回答するオンデマンド面接と、ゲームベース適性検査、AIアセスメント、コーディングテストなどを統合的に提供します。グローバルではFortune 100企業の60%以上が導入しており、大企業向けの採用プラットフォームとしての実績は豊富です。
35言語以上に対応し、グローバル採用に強みを持ちます。セキュリティ認証もISO/IEC 27001:2022、SOC 2 Type 2、FedRAMPと充実しています。日本市場ではタレンタ株式会社が独占販売代理店として展開しており、日本語での導入サポートを受けられます。なお、2021年に顔認識分析は全面廃止され、現在は音声・言語内容ベースのAI評価に切り替わっています。
harutaka(ハルタカ)
- 提供元: 株式会社ZENKIGEN
- タイプ: 録画選考型 + AI面接型
- 導入実績: 700社以上、面接動画約1,500万件
- 対応ツール: 独自プラットフォーム(ブラウザ完結、アプリ不要)
- セキュリティ: ISO/IEC 27001:2022(登録番号 IS 702166)
- 料金: 見積もりベース(非公開)
harutakaは、録画選考(エントリー動画投稿)、Web面接(ライブ)、AI面接を一貫して提供する国内開発の採用DXサービスです。ブラウザ完結型のため、候補者はアプリのインストールなしでURLクリックだけで面接を開始できます。2024年3月にインタビューメーカー(累計2,700社以上導入)を事業譲受し、Web面接市場で国内最大級のデータ量を保有しています。
2025年7月からはAI面接機能も提供開始し、バーチャルヒューマン技術と独自AIを組み合わせたパーソナライズされた質問生成が可能になりました。15以上のATSとの連携に対応しており、既存の採用管理システムとの統合がしやすい点も特徴です。三菱重工、KIRIN、SoftBankなどの大手企業での導入実績があります。
5軸比較表
| 比較項目 | ailead | SHaiN | HireVue | harutaka |
|---|---|---|---|---|
| 面接方式 | リアルタイムAI支援(人間が面接、AIが分析) | 完全自動(AIが面接官) | 録画選考+AI面接 | 録画選考+AI面接 |
| 対応Web会議ツール | Teams、Zoom、Google Meet | 非対応(独自プラットフォーム) | 非対応(独自プラットフォーム) | 非対応(独自プラットフォーム) |
| 文字起こし精度 | 約94% | 各社公式サイト参照 | 各社公式サイト参照 | 各社公式サイト参照 |
| AI評価の仕組み | 発話分析・構造化データ出力で面接官の評価を支援 | SCARフレームワークで最大23項目を自動スコアリング | 言語内容・トーン・回答構造をAI分析 | 録画選考のAI要約+AI面接で動的質問生成 |
| 録画方式 | 既存Web会議ツールから自動録画 | 独自アプリで面接録画 | 独自プラットフォームで録画 | 独自プラットフォームで録画 |
| 対面面接の記録・分析 | 対応(録音データアップロード+話者分離) | 非対応 | 非対応 | 非対応 |
| ISO認証 | ISO/IEC 27001:2022取得済み | 公開情報で確認できず | ISO/IEC 27001:2022取得済み | ISO/IEC 27001:2022取得済み |
| SOC 2 Type 2 | 各社公式サイト参照 | 各社公式サイト参照 | 取得済み | 各社公式サイト参照 |
| データ保存先 | 日本国内データセンター | 各社公式サイト参照 | 米国・欧州 | 各社公式サイト参照 |
| CRM連携 | Salesforce連携(カスタムオブジェクト対応) | 非対応 | 非対応 | 非対応 |
| ATS連携 | 各社公式サイト参照 | sonar ATS | Workday、Oracle、SAP SuccessFactors等 | 15以上のATS(i-web、RPM、タレントパレット等) |
| 候補者の操作 | 普段の会議ツールで参加(追加操作なし) | 専用アプリで受検 | 専用プラットフォームで録画 | ブラウザでURL クリック(アプリ不要) |
| 対象採用区分 | 新卒・中途・全選考段階 | 新卒・中途・アルバイト | 新卒・中途・グローバル | 新卒・中途 |
| 導入社数 | 400社以上 | 927社 | グローバル1,150社以上(日本200社以上) | 700社以上 |
※ 各社公式サイトおよび公開情報をもとにailead編集部が調査(2026年3月時点)。機能や仕様は変更される場合があります。最新情報は各社にお問い合わせください。
どのタイプが自社に合うか
企業の採用課題や規模によって、適したAI面接サービスのタイプは異なります。以下を参考に、自社に合うサービスを検討してください。
大量応募の1次選考を効率化したい企業 → SHaiN
年間数千名以上の応募者に対して、面接官の工数を大幅に削減したい場合は、完全自動面接型のSHaiNが適しています。従量課金制のため、採用規模に応じたコスト管理が可能です。新卒採用の初期選考で、面接官の日程調整コストを削減したい企業におすすめです。
グローバル採用や多言語対応が必要な企業 → HireVue
海外拠点を含むグローバル採用を行う企業には、35言語対応のHireVueが適しています。Fortune 100企業の60%以上が導入している実績があり、大規模な採用オペレーションの構築に対応できます。
録画選考とWeb面接を一つのプラットフォームで完結したい企業 → harutaka
新卒採用を中心に、録画選考からWeb面接、AI面接まで一貫した採用フローを構築したい企業にはharutakaが適しています。ブラウザ完結型で候補者にアプリインストールを求めず、15以上のATSと連携できます。
面接官の評価スキルを底上げしたい企業 → ailead
面接の質を組織的に向上させたい場合は、リアルタイムAI支援型のaileadが適しています。面接官ごとの発話比率や質問内容をデータで可視化し、面接の振り返りと改善に活用できます。既存のWeb会議ツールをそのまま使えるため、導入負荷が低く、候補者体験も損ないません。
新卒・中途の全選考段階でデータを一元管理したい企業 → ailead
1次面接から最終面接まで、全選考段階の面接データを統合管理したい場合にもaileadが適しています。候補者ごとの面接データがSalesforce上に自動で蓄積され、選考プロセス全体の可視化と改善が可能です。
対面面接もデータ化したい企業 → ailead
対面での面接を実施する企業で、オンライン面接と同様にデータを蓄積・分析したい場合はaileadの対面録音機能が活用できます。録音データのアップロードと話者分離により、対面面接もAI分析の対象にできます。
既存のWeb会議環境を変えずにAI面接分析を始めたい企業 → ailead
すでにZoomやTeamsで面接を実施しており、候補者に新しいツールの操作を覚えてもらうことなくAI面接分析を導入したい場合はaileadが最適です。面接のオペレーションを変えることなく、データの蓄積と分析を開始できます。
aileadが目指す世界
aileadは単なるAI面接分析ツールにとどまらず、対話データを安全に統合・構造化し、AIエージェントがCRM更新・評価レポート・ネクストアクション生成を自動で実行する対話データAIプラットフォームです。
営業組織で培った対話データの構造化技術を採用面接にも展開することで、面接のたびに評価レポートが自動生成され、面接官の評価傾向分析やハイパフォーマー面接の共有が可能になります。面接データは営業データと同じ基盤上で管理されるため、採用から営業への引き継ぎまで、一貫したデータ活用が実現します。
「面接ツール」という枠を超え、組織全体の対話データを経営資産に変えることがaileadの目指す世界です。
よくある質問
SHaiNとHireVueの違いは何ですか?
SHaiNは株式会社タレントアンドアセスメントが提供する対話型AI面接サービスで、AIが面接官としてリアルタイムに質問・深掘り・評価まで自動で行います。HireVueは米国HireVue, Inc.が提供する採用プラットフォームで、候補者が録画した回答動画をAIが分析するオンデマンド面接が中心です。SHaiNはAIとの対話形式、HireVueは録画提出形式という点が最大の違いです。
harutakaのAI面接機能はいつから利用できますか?
harutakaのAI面接機能は2025年7月に提供開始されました。バーチャルヒューマン技術と独自AIを組み合わせ、パーソナライズされた質問を動的に生成する仕組みです。従来のharutakaの強みである録画選考やWeb面接機能と併用できます。
AI面接サービスの料金相場はどのくらいですか?
サービスによって料金体系が異なります。SHaiNは従量課金制で1件1,000円から10,000円(プランにより異なる)、HireVueは年間200万円以上(日本市場、タレンタ経由)、harutakaは見積もりベースで年間60万円から180万円程度です。自社の採用規模や利用頻度に合わせて比較することをおすすめします。
既存のZoomやTeamsを使ったまま、AI面接の分析機能を導入できますか?
はい、aileadであれば既存のZoom、Microsoft Teams、Google Meetをそのまま使いながら、面接の自動録画・文字起こし・AI分析が可能です。候補者に新しいツールの操作を求める必要がなく、普段使っている環境のまま面接を実施できます。SHaiN、HireVue、harutakaは独自プラットフォームでの面接が前提です。
AI面接サービスのセキュリティはどう確認すればよいですか?
ISMS(ISO/IEC 27001)やSOC 2 Type 2などの第三者認証の取得状況を確認するのが基本です。aileadはISO/IEC 27001:2022を取得し日本国内データセンターで運用、HireVueはISO/IEC 27001:2022とSOC 2 Type 2を取得、harutakaはISO/IEC 27001:2022を取得しています。SHaiNのセキュリティ認証は公開情報では確認できないため、導入検討時に直接お問い合わせください。
まとめ
AI面接サービスは「完全自動面接型」「録画選考型」「リアルタイムAI支援型」の3タイプに分かれ、それぞれ異なる採用課題を解決します。
大量応募の1次選考効率化にはSHaiN、グローバル採用にはHireVue、録画選考からAI面接まで一貫した国内プラットフォームにはharutakaが適しています。面接官の評価スキル向上や全選考段階のデータ一元管理、既存Web会議環境の活用を重視する場合はaileadが最適です。
まずは自社の採用課題を明確にし、面接方式、対応ツール、AI分析機能、セキュリティ認証、候補者体験の5つの基準で各サービスを比較検討してみてください。
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ailead編集部
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