AI面接サービスの市場は急拡大しており、2026年3月時点で20社以上のプレイヤーが参入しています。選択肢が増えた一方で「料金が分かりにくい」「どのATSと連携できるか不明」という声が選定を難しくしています。
本記事では、AI面接サービスを3タイプに分類したうえで、料金・機能・ATS連携・導入実績の4軸で主要7サービスを比較します。面接官のスキルアップや評価標準化の観点については「AI面接官とは?導入メリットと使い分けガイド」もあわせてご覧ください。
2026年版 AI面接サービス市場の最新動向
2026年3月時点の市場全体で、3つのトレンドが明確になっています。
料金の透明性化: 従来は見積もりベースが中心でしたが、SHaiN(1,000円〜/件)、Our AI面接(月額7.5万円〜)、MiAI(月額49,980円〜)、AI RECOMEN(68,000円〜)など明確な料金を公開するサービスが増えています。
ATS連携の重要性の高まり: 採用管理システム(ATS)との連携が選定基準として浮上しています。面接データをATSに自動連携できるかどうかが、採用オペレーションの効率に直結します。
主要サービスの機能刷新: SHaiNは2024年12月にPKSHA Technologyと資本業務提携し次世代版を開発中、Our AI面接は2026年5月に大幅リニューアルを予定するなど、機能進化が続いています。
AI面接サービスの3タイプ分類
AI面接サービスは、面接における人間とAIの役割分担によって3つのタイプに分類できます。
面接対応特化型
AIが面接官として候補者にリアルタイムで質問・深掘りを行い、評価レポートを自動作成するタイプです。24時間365日対応が可能で、大量応募の1次選考効率化に特化しています。SHaiN、Our AI面接が代表例です。
分析・評価重視型
候補者の録画動画や回答をAIが分析し、スコアリング・評価レポートを生成するタイプです。既存の面接フローに評価の客観性と効率化を加えることに特化しています。HireVue、MiAI、AI RECOMENが該当します。
面接記録支援型
人間の面接官がWeb会議ツールや対面で面接を実施し、AIが自動録画・文字起こし・構造化データ出力を行うタイプです。面接官のスキル向上や評価の標準化を重視する企業に適しています。ailead、harutakaが該当します。
主要AI面接サービス比較表(料金・機能・ATS連携・導入実績)
| 比較項目 | ailead | SHaiN | Our AI面接 | MiAI | AI RECOMEN | HireVue | harutaka |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| タイプ | 面接記録支援型 | 面接対応特化型 | 面接対応特化型 | 分析・評価重視型 | 分析・評価重視型 | 分析・評価重視型 | 面接記録支援型 |
| 料金 | 見積もり | 1,000円〜/件(従量課金) | 月額7.5万円〜(定額・1年契約) | 月額49,980円〜(20件含む) | 68,000円〜(最大100件) | 年間200万円以上(目安) | 見積もり |
| 対応Web会議ツール | Teams・Zoom・Google Meet | 非対応(独自プラットフォーム) | 非対応(独自プラットフォーム) | 非対応(独自プラットフォーム) | 非対応(独自プラットフォーム) | 非対応(独自プラットフォーム) | 非対応(独自プラットフォーム) |
| 日本語文字起こし精度 | 約94% | 各社公式サイト参照 | 各社公式サイト参照 | 各社公式サイト参照 | 各社公式サイト参照 | 各社公式サイト参照 | 各社公式サイト参照 |
| 対面面接の記録・分析 | 対応(録音データアップロード+話者分離) | 非対応 | 非対応 | 非対応 | 非対応 | 非対応 | 非対応 |
| ATS連携 | Salesforce(カスタムオブジェクト対応) | sonar ATS | 各社公式サイト参照 | 各社公式サイト参照 | 各社公式サイト参照 | Workday・Oracle・SAP SuccessFactors等 | 15以上のATS(i-web・RPM・タレントパレット等) |
| ISO認証 | ISO/IEC 27001:2022取得済み | 各社公式サイト参照 | 各社公式サイト参照 | 各社公式サイト参照 | 各社公式サイト参照 | ISO/IEC 27001:2022取得済み | ISO/IEC 27001:2022取得済み |
| データ保存先 | 日本国内データセンター | 各社公式サイト参照 | 各社公式サイト参照 | 各社公式サイト参照 | 各社公式サイト参照 | 米国・欧州 | 各社公式サイト参照 |
| CRM連携 | Salesforce連携(カスタムオブジェクト対応) | 非対応 | 非対応 | 非対応 | 非対応 | 非対応 | 非対応 |
| 候補者の操作 | 普段の会議ツールで参加(追加操作なし) | 専用アプリで受検 | スマートフォン・タブレットで受検 | ブラウザ完結 | 各社公式サイト参照 | 専用プラットフォームで録画 | ブラウザでURLクリック(アプリ不要) |
| 導入実績 | 400社以上 | 927社(2025年12月時点) | 各社公式サイト参照 | 各社公式サイト参照 | 各社公式サイト参照 | グローバル1,150社以上(日本200社以上) | 700社以上 |
※ 各社公式サイトおよび公開情報をもとにailead編集部が調査(2026年3月時点)。機能や仕様は変更される場合があります。最新情報は各社にお問い合わせください。
導入実績927社のSHaiNとは
SHaiNは、株式会社タレントアンドアセスメントが提供する対話型AI面接サービスです。2026年3月時点で927社・累計148,477名が受検しており、1日1社ペースで導入企業が増加しています。
- 提供元: 株式会社タレントアンドアセスメント
- タイプ: 面接対応特化型(AIが面接官として自律実行)
- 料金: 従量課金制(1,000円〜/件、プランにより異なる)
- 対応環境: スマートフォン・タブレット(独自プラットフォーム)
- ATS連携: sonar ATS対応
東京大学との共同研究をベースに開発されたSCARフレームワーク(Situation/Challenge/Action/Result)で最大23項目を自動スコアリングします。2024年12月にPKSHA Technologyと資本業務提携し、次世代版では対話の自然さが向上しています。従量課金制のため採用規模に応じたコスト管理ができ、新卒採用の1次選考を中心に中途・アルバイト採用にも対応を拡大しています。
AI面接のリスクと注意点については「AI面接のデメリット5つ」も参考にしてください。
新サービス・リニューアル情報まとめ(Our AI面接 2026年5月)
JetB株式会社が提供する「Our AI面接」は、アバター型AIによる定額制AI面接サービスです。2025年1月のサービス開始以来、直近では一次面接の工数を88.87%削減した実績があります。
- 提供元: JetB株式会社
- タイプ: 面接対応特化型(アバター型AIが面接を実施)
- 料金: 月額7.5万円〜(1年契約、従量課金なし)
- 特徴: 24時間365日対応、受験率が人間面接比で約3倍、最短5分でAI面接官を構築可能
2026年5月リニューアルの主な追加予定機能:
求職者の適性・志向性をより深く把握する評価機能(思考プロセスまで分析)、採用チーム内での情報共有機能(現場マネージャー・経営層との連携強化)、面接データの活用範囲拡大によるデータドリブン採用支援が予定されています。定額制のため、採用件数が増えるほどコストメリットが出やすい料金体系です。
選定チェックリスト:自社に合うサービスの見極め方
以下の観点で自社の採用課題を整理すると、適したサービスタイプを絞り込めます。
採用オペレーションの方向性
- 年間採用人数が多く、1次選考を完全自動化したい → 面接対応特化型(SHaiN・Our AI面接)
- 月20〜100件程度の採用でAI評価の客観性を取り入れたい → 分析・評価重視型(MiAI・AI RECOMEN)
- 面接官のスキル向上と評価の標準化を重視したい → 面接記録支援型(ailead・harutaka)
コスト構造の好み
- 採用件数に応じた従量課金にしたい → SHaiN(1,000円〜/件)
- 件数に関わらず定額で運用したい → Our AI面接(月額7.5万円〜)・MiAI(月額49,980円〜)
- 少数精鋭採用で初期コストを抑えたい → AI RECOMEN(68,000円〜・最大100件)
既存システムとの連携
- Salesforceと連携し採用・営業データを統合したい → ailead
- 国内ATSとの連携実績を重視したい → harutaka(15以上のATS対応)
- グローバルHRMS(Workday等)との連携が必要 → HireVue
候補者体験と運用負荷
- 既存のZoom・Teams環境のまま面接を実施したい → ailead
- 候補者にアプリインストールを求めたくない → harutaka(ブラウザ完結)・Our AI面接(スマートフォン対応)
セキュリティ要件
- 国内データセンター保存が必須 → ailead
- 第三者認証(ISO/IEC 27001:2022)の取得が必要 → ailead・HireVue・harutaka
aileadのHR面接分析との連携
aileadは、Zoom・Microsoft Teams・Google Meet上で行われる面接を自動録画・文字起こし・AI分析する対話データAIプラットフォームです。日本語文字起こし精度は約94%、ISO/IEC 27001:2022取得済み、日本国内データセンター運用。
面接官が普段通りのWeb会議ツールで面接を実施するだけで、AIが文字起こしと発話分析を自動で行い、評価に必要な対話データを構造化します。候補者に新しいツールの操作を求めないため、候補者体験を損なわずに導入できます。Salesforceカスタムオブジェクト対応により面接データと採用管理データの統合管理も可能で、対面面接の録音データアップロード+話者分離にも対応しています。
人事評価へのAI活用については「人事評価にAIを活用する方法」で詳しく解説しています。
よくある質問
AI面接サービスの料金相場はどのくらいですか?
料金体系はサービスにより大きく異なります。従量課金型はSHaiNが1,000円〜/件、定額制はOur AI面接が月額7.5万円〜(1年契約)、MiAIが月額49,980円〜(20件含む)、AI RECOMENが68,000円〜(最大100件)です。HireVueは年間200万円以上(日本市場、タレンタ経由)、harutakaは見積もりベースとなっています。
AI面接サービスのATS連携はどのように確認すればよいですか?
各サービスの公式サイトまたは営業担当者に確認するのが確実です。harutakaはi-web・RPM・タレントパレット等15以上のATSと連携実績があります。SHaiNはsonar ATS対応、HireVueはWorkday・Oracle・SAP SuccessFactorsなどのグローバルATSと連携しています。aileadはSalesforceカスタムオブジェクト対応で、SFAとのデータ統合も可能です。
2026年にリニューアル予定のAI面接サービスはありますか?
JetB株式会社の「Our AI面接」が2026年5月に大幅リニューアルを予定しています。求職者の適性・志向性をより深く把握する機能や採用チーム内での情報共有機能など多彩な新機能が追加予定です。現在はアバター型AIによる定額制(月額7.5万円〜)のサービスを提供しており、直近では一次面接工数を88.87%削減した実績があります。
既存のZoomやTeamsを使ったままAI面接分析を導入できますか?
はい、aileadであれば既存のZoom、Microsoft Teams、Google Meetをそのまま使いながら、面接の自動録画・文字起こし・AI分析が可能です。候補者に新しいツールの操作を求める必要がなく、普段の環境のまま面接を実施できます。SHaiN・Our AI面接・MiAI・AI RECOMEN・HireVue・harutakaは独自プラットフォームでの面接が前提です。
AI面接サービスのセキュリティはどう確認すればよいですか?
ISMS(ISO/IEC 27001)などの第三者認証の取得状況を確認するのが基本です。aileadはISO/IEC 27001:2022を取得し日本国内データセンターで運用しています。HireVueはISO/IEC 27001:2022とSOC 2 Type 2を取得しています。harutakaはISO/IEC 27001:2022(登録番号 IS 702166)を取得しています。その他サービスの認証状況は各社公式サイトをご確認ください。
まとめ
AI面接サービスは「面接対応特化型」「分析・評価重視型」「面接記録支援型」の3タイプに分類され、料金体系・ATS連携・セキュリティ認証はサービスにより大きく異なります。
2026年の選定ポイントは料金の透明性とATS連携対応状況の確認です。従量課金のSHaiN・定額制のOur AI面接・MiAI・AI RECOMENは料金比較がしやすく、harutakaは国内ATS連携の選択肢が最も豊富です。国内データセンター保存とISO/IEC 27001:2022認証を重視する場合はaileadが選択肢に入ります。
まずは自社の採用規模・課題・既存システムを整理し、3タイプの分類と上記チェックリストを参考に絞り込んでみてください。
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ailead編集部
株式会社ailead
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